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イケメン戦国『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭~①』

第6章 プレゼントを探せ!~お祝い編~


秀吉のあとも、武将たちが順番に入れ替わって、家康にお酌をしていって、いろんな話をしていく。


「(家康、楽しそう♪)」


言葉はそっけなかったり、天邪鬼なことを言っているが、皆を見る目が優しく、声音が普段より少し弾んでいる様子を見て、陽菜は優しい眼差しで家康を見ていた。



皆が家康にお酌し終わると、今度は陽菜と家康の二人でお酌を酌み交わしていた。


「家康、お誕生日おめでとう!」

「ありがとう。陽菜、疲れてない?二日間動き回ってたし……」

「全然!楽しくて疲れなんて吹っ飛んでるよ♪」


キラキラとした瞳で、満面の笑みを浮かべた陽菜。
その表情と声からして、本当に心から楽しんでいたのだと、家康にもひしひしと伝わり、家康の口元が緩む。


そして、家康が陽菜の髪形に目をやると、するりと手を陽菜の頬に触れ


「陽菜が広間に入ってきたときから思ってたけど、この髪形……陽菜に似合ってる。髪飾りも……」


言いながら、頬、耳、耳裏と順番に指を滑らせて、最後に髪飾りに優しく触れた。


「ありがとう…///髪形もお姉ちゃんがしてくれて……あ。この髪飾りの飾り部分、お姉ちゃんが作ったんだって。見て見て♪」


そう言って、髪飾りが家康に見やすい位置になるように顔を少し動かす陽菜


「香菜が?へぇ、すごいね。」


言われてみれば、触った感触が固くなく布製だったと家康は思い、まじまじと髪飾りを見ると



「(あれ?……これ……)」


髪飾りを見て、あることに気づいた家康。



「…ねぇ……この髪飾り…」



家康が陽菜に聞こうとしたとき


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