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妖狐の灯火

第5章 番外編


HALLOWEEN

「HAPPY HALLOWEEN!」
「やかましい!!」

セブの部屋のドア開けて叫んだら丁度起きるとこだったのか目一杯叱られた

「えーハロウィンだよー?お菓子の日だよ?」
「お前は襲い掛かって来る生徒の相手とお菓子が目的だったな・・・」

セブのベッドの上で目一杯ごろんごろんと回転してたら頭を掴まれてベッドに押し付けられた
ギブギブギブ。

「んで?」
「はえ?」
「お決まりの台詞は?」
「trick or treat!」

そう言うと杖を振って俺の手の上に今絶賛お気に入りのクッキーが現れて
俺のテンションはMAXです!

「さー、仮装しよーっと」
「・・・嫌な予感しかしないが、何に仮装すんだ?」

まず鴉を憑依させて黒い翼を確認して

「テーマは"THE・堕天使"セブもやる?」
「やらん!リドとやってろ!」
『ちょ、セブ!この馬鹿と一緒にしないでよ!』
「2人ともすげえ言い様」

パンッと鉄扇を広げてゴシックローブ風の、特注の衣装に着替えて

『うわ、中二臭ぁ』
「お前の学生時代の思考よりはマシだと思う!」
『怒るよ?』
「因みに服はお前の分もある!」
『あるの!?』

後は黒い口紅塗ってアイシャドウは紫系に塗って

リドが手を出してたので、何かなと首を傾げたら

『服、勿体無いから頂戴』
「おう!」
『化粧はしないからね!』

お前今日可愛いな。ぐりぐり撫でていいか?

メイクオッケー、羽根もオッケー衣装もリドとお揃いでオッケー
目が赤いから雰囲気出るなぁ

今日も鉄扇だけ持てばいいなとポケットに入れて

『うわ、爪も黒いマニキュア?』
「うん、黒いのはマニキュアと口紅だけ」
『・・・』

何かリドが化粧道具をごそごそ漁って
なっ!黙々とマニキュアを塗って黒い口紅塗ってる・・・!だと!?
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