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妖狐の灯火

第1章 原作前


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8つの頃、親父に頼んでゴドリック谷まで連れてって貰い。
こいつの美しい姿を拝んだのが最後の時かも知れないな。

若い姿だが中身はジジイのヴォルデモートは俺と親父を見るなり裏切り者のピーターを呪うかのように絶叫し
俺に何度も死の呪文を放つ

『何故だ!何故日本に居る筈の貴様等が此処に居る!』
『神のお告げってやつか?嫌な予感がしたものでね』

おおよそ8歳に見えない口調で。札を操り呪いを跳ね返して行く
そして…

「トム・マールヴォロ・リドル、止まれ」
『!!なっ』

背後からやって来た親父が、外の雑魚共を捕まえたか。言霊を使い奴の動きを封じ

俺は手にした刀の札を剥がし、その首を刈った。
この妖刀はそんじゃそこらの者が使えるシロモノじゃないんでね。斬った処から魔力が枯渇するまで漏れ続ける。俺が解くまでは。

『親父が止めるまでも無かったじゃない』
『外の雑魚で暇してたんだよ、諦めろ』
『分霊箱は?』
『各国に10前後ってとこか、アルバスに言っておかねばな』

目の前で、息絶えずもがき苦しんでる自称帝王が俺を睨みつけ

『何を!俺様に何をした…!』

ん?それは簡単。
首から皮1枚で生きてるってのも奇妙な光景だな。

『アンタの魔力を枯渇させるまで食ってるんだよ、この刀は』

俺の許しが無ければ止まらないからなと付け加え
まあ、のんびり分霊箱も破壊していこうか。

ポッター夫妻はこの男の存在自体に警戒をしていたので

「散っ!」

今の姿を全て、刀に食わせ・・・帝王は姿自体消えて行った。

『あ、なたは?』
『ん?』

ああ、親父も俺も陰陽師の服着てるけど顔隠してるから分からなかったか。
あれだ、桃〇郎侍が被ってるのと同じ奴。
親父がそれを脱ぐと、誰か分かったらしくて。

『原久先生?』
『覚えていたか』

面を取った親父は嬉しそうに夫婦の頭を撫でて

『その、子は、息子さん?』
『ああ、まだ8つだが生意気でな』
『『8つ!?』』

心は成人過ぎてんだからどーでもいいだろ!

ふとリリーさんに抱き締められて、何度も何度も。
小さくお礼を言われて


『この子がハリーか、うん、良い目をしている』

おい親父、何勝手にハリー抱っこしてるんじゃい。
複数の気配がこの家に到着し、物凄い勢いで家に入って来たシリウス、スネイプ、アルバス、ミネルバが入って来て親父に驚く。
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