• テキストサイズ

【MHA】声を聞かせて

第2章 ようこそ、ハイツアライアンスへ!


「それで、具体的に授業内容とかはどんな感じだったんですか?」


 デジャヴ。授業を終え帰宅してきた芦戸さんと葉隠さんに捕まった時も困惑したが、またしても同じ様な状況。緑谷くんと飯田くんに捕まり、質問攻撃に合っている。根っから真面目な性格なのか、熱心に質問を重ね、緑谷くんはノートを持参し、私の話をメモしている。もう、自分の部屋に帰りたくて仕方なかった。今日やるべき仕事は終わり、お風呂も済ませたし、後は部屋に戻ってゲームをするだけだったのに、共有スペースでばったり2人に遭遇してしまった。もう、かれこれ1時間は拘束されている。早く部屋に帰りたい気持ちはあったが、ここから抜け出す術を私は知らない。また夕方の時みたく、爆豪くんが来てくれたらいいのに、なんて思ったが、残念乍爆豪くんの姿は見えない。まあ、爆豪くんが来た所でまた暴言を吐かれるのだろうけど。


「…何やってんの?」


 聞き覚えのある声に振り返ると、気だるそうなに鍋を抱えた人使が立っていた。


「(人使、どうしたの?)」
「どうせろくなもん食ってないんだろ?はい。」


 渡された鍋からは、醤油のいい香り。蓋を開けると、肉じゃがが顔を覗かせた。


/ 18ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp