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審神者になった華

第3章 本編40~56【完】


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不動くんが、私が来ると聞いてたのか甘酒飲まずに素面で待ってたみたいで。
可愛いなぁと思いつつ、今日は長谷部とやってきました。

「元就来たよー」
「長谷部と一緒か」
「うん」

ここの長谷部を注意して見たいと言ってたので着いて来ちゃいました。
まあ、他所でラブラブする気無いのでだいじょぶだいじょぶ。

元就の執務室にお邪魔すると、近侍は一期さんと不動くんか
お仕事できる長谷部でも良かったんじゃないの?

「お邪魔します、元就公、お市様お茶持って来たよ」
「ありがとう光忠さん」
「どういたしまして」

光忠はどこ行っても光忠だなと内心感心して

「元就、皆との関係どう?」
「我が家臣と戯れる画が想像できるか?」
「察した」

付かず離れずなんですね、元就らしいわ
ふと、あることを思い出して

「ふふふふ、皆と戯れる機会を作ってあげましょう」
「嫌な予感しかせぬのは気のせいか?」

気のせい気のせい。
ぽんぽんと元就の肩を叩いて、幼馴染みとしてまず構ってください。

長谷部は光忠さんから貰ったお茶とお茶菓子摘まんで縁側でのんびりしてて
何か老後の老人の様ですよ長谷部さん。

「あの、さ、お市様。聞いても良いですか?」
「ん?不動くんどうしたの?」
「信長公と、光秀の事教えてくれませんか?」

直接私からお話聞きたい?良いけど・・・ここに来て貰ってもいいんじゃ?

「へし切長谷部が病む、止めよ」
「えー」

取り合えず不動くんをなでこしたら泣きそうな顔になってくっついて来たので
さあー、兄さまと光秀の通常運転な日々をお話しましょうか

縁側に座る長谷部は、元就の本丸の長谷部と相対して居るのに気付きませんでした。
長谷部ごめん。
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