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審神者になった華

第2章 本編20~39


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「俺は後藤藤四郎」

今にでっかくなってやるぜー!と
張り切る後藤くんの頭を撫で撫で

「え、ちょ!?大将?」

真っ赤になってあわあわと、慌てる姿が可愛いです。
先日鍛刀で来た小狐丸が国行と並んで

「ひいさんは可愛い者好きやなあ」
「例外もあるみたいですが」
「何故俺を見る」

小狐、国行、長谷部、喧嘩しないでね。
後藤くんの格好を見てみたら何かパンク系?
物吉くんと同じでメッシュ入ってるんだねー

かわいいなぁ

粟田口の子なら一期さんだよね
後藤くんの手を取って、一期さん太刀部屋かな、短刀部屋かな?

短刀部屋に近付いてみると笑い声が聞こえたので

「一期さーん、居ます?」

ぽすぽすと襖を叩いて開けたら、良かった、居た

「どうしました?」
「新しい子来たよ」

恐る恐る襖の陰から出てきた子に、一期さんが目を見開く

「後藤?」
「よ、よう。いちにい」

照れてるのか、後藤くんの背中を押して
皆の前に、ガチガチだなあ!君。

「主、後藤を連れて来て下さってありがとうございます」
「良かったね、兄弟が増えて」
「はい」

嬉しそうな顔に私も笑い返して
自室に戻ろうとしたら薬研に手を引かれて止められて

「今日から長谷部の旦那は遠征だろ?」

短刀部屋に泊まってけと言う薬研の心強いお言葉ありがとうございます!
流石兄貴。
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