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審神者になった華

第2章 本編20~39


31

「物吉貞宗と申します!」

あらまあ・・・うちの一軍が可愛らしい子を連れて来たよ。

「ああ、お前が新しい刀か」

長谷部が感心して刀リストを見ながら
私は、物吉貞宗?聞いた事あるような・・・

「ひいさん!自分頑張ったで。褒めて褒めて」

国行がワンコの様に飛び付いて来て撫でてとせがむ。
何か無い筈の尻尾が見えるんだけど。
わしわしと国行の紫色の髪を撫でると猫みたいに目を細める

「国行、濯ぎしてくるよ。主が汚れちゃう」
「蛍丸!?自分そんなに汚れてあらへんよ?」
「心が汚れてるから駄目」
「蛍丸ううう!?」

ズルズルと1軍の蛍丸が国行を引きずって行ったのを見送りながら。
蛍丸、きみそんなにドSの道を歩んでいたっけ?

唖然と、3人で見送って。
とりあえず・・・

「物吉くん、よろしくね」
「はい!何でもお手伝い致しますね!主様」

とりあえず内番の手順や色々覚えて貰う為に石切丸に連れてって貰った。

「長谷部」
「はい?」

ばっと振り向いて。あ、長谷部の肩が跳ねた。
驚かせてごめん。

「弟に欲しい位可愛い!!」

きょとんとしてた長谷部が笑いだした。

「長谷部が笑う~~」
「いえ、珍しい事を仰るもので不意を突かれました」

たまに愛でても良いんじゃないでしょうか?
そうお許しが出たので、わあいと。

「あ、あの。主様?」
「物吉くん、可愛い~」
「あ・・・ありがとうございます?」

非番の脇差部屋に行って早速愛でてたら
骨喰くんと鯰尾くんがくすくす笑って

「主、長谷部さんに怒られるんじゃないの~?」
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