第1章 本編00~19
「この姿ではお初にお目に掛かります、雹牙殿
へし切長谷部と申します」
「お前は信長公のあの刀だったのか、お市様を頼むぞ」
取り合えず・・・
「本丸に、行きましょう?」
「そうだな、長谷部・・・お前は走れるな?お市様を抱えて着いてこい」
「お任せ下さい」
「は?・・・うわっ」
雹牙さん!?長谷部さんに私を抱えさせるとか何考えてるの。
イケメンの顔が近い!
忍2人は小さい頃から見慣れてるから良いけど
初対面イケメンは心臓に悪し!
「雹牙、案内をお願いします。行きましょう」
黒羽も突っ込まないのね!私諦めた、頑張って慣れる・・・
4人でたどり着いた本丸ではこんのすけ君が私達がいつまで経っても来ないので本丸にある
"正しい"入り口でオロオロしてたんだけど
私達の転送先が間違ってたのを聞いて真っ青になった上に黒羽と雹牙に婆娑羅技でめっちゃシバかれてた。
2人の剣幕がちょっと怖かったので
正座してその光景を見てた長谷部さんの後ろにしがみ付いて隠れてたのは言うまでもなし。
フラフラになったこんのすけ君が長谷部さんを見てビックリしてたけど。
まあ、いきなり刀の付喪神(刀剣男士と言うそうな)連れてきたら驚くよねー
ごめん、拾って来た子じゃなくてうちの子だったの。