第2章 本編20~39
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道場に着いたら皆がもう集まっていて。
「主、皆を集めました」
「ありがと、長谷部」
まず、皆に説明しないとな。
友人のとある武将が来てるんだけど、皆の力を見て見たいから稽古でもしようか
ザックリ説明したら大倶利伽羅ともうお茶を皆に渡してた光忠がこっそり噴いた。
君達、相手が成ちゃんか小十郎さん、政宗と知ってるからね!
「あ、市居たよ梵、へぇー、全員集まると壮観だねぇ」
「~♪、よう鶴丸。さっきは楽しかったぜ」
「政宗様!全く貴方と言う方は!」
道場、一応広いんだけど。
「道場破壊しないでね、政宗」
「何で俺なんだよ」
成ちゃんが皆を見渡して
「ね、市。前に来た時紹介して貰った子以外、新しく来た子を紹介してもらっていい?」
「えっとね」
江雪左文字、宗三左文字、加州清光、愛染国俊、薬研藤四郎、前田藤四郎、三日月宗近、鶴丸国永、乱藤四郎
ってとこかな。
「Ah?名刀ばっかりだな」
「さっきの白いのは鶴丸国永か!」
「はははっ!驚いたか!」
「うわ、梵と気が合いそう」
やっぱり成ちゃんもそう思うのか。
刀の腕前を見せてもらうぜ、と小十郎さんが刀に手を掛けた時に
「Hey、小十郎。俺もやりてえ」
言うと思ったよ政宗。
「んじゃ皆、小十郎さんと政宗が相手をするから・・・」
婆娑羅者に容赦は致しません。
「全員で掛かって行っていいよ?」
皆が驚きの表情の中、大倶利伽羅、光忠、長谷部、鶴丸、三日月が前に出て刀を抜く
「お前等か、よし掛かって来い」
「お手並拝見させてもらうよ?政宗公」
「こりゃ面白くなりそうだな!」
「ふむ、相手をしてもらおうか」
「主命とあらば」
「・・・行くぞ」
双竜が婆裟羅で雷を纏って、双方全力で刀を振るった。
婆娑羅者は伊達じゃないのよ?
さて、私は戦い疲れた皆の分の冷たいお茶を準備するか・・・
「おい政宗、誰が道場を半壊させてまで暴れろと言った?」
「此れは修繕が大変ですねえ・・・庭にまで被害が行ってますし?」
お茶をお盆に乗せて戻って来たらうちの保護者が政宗と小十郎さんを正座させて説教してました。何があった。