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審神者になった華

第1章 本編00~19


18

今日のやる事と政務を終わらせて。机に突っ伏す疲れたー

「主、お茶を用意しました」
「ありがと、長谷部」

そういや黒羽と雹牙は兄さまの用事で居ないんだっけ。
ふと小さな気配を感じたので、だらしないけど闇の手で自室の部屋を開いたら
あら、短刀ちゃん達じゃないの。しかもナチュラルに混ざってるよね
大太刀の蛍ちゃん。

「主様、ちょっと良いですか?」
「五虎退、今剣、小夜、愛染、薬研、前田、蛍、おいで」

何かちびっこが皆来たので呼び呼びしたら蛍が飛び付いてきた。どしたのん?

「大将悪い」
「ん?何かあったの?薬研」

中々言いださないのでちょっと長谷部に席を外してもらって
この小さい子達を撫でる

「なあに?皆」
「えと、申し上げにくいのですが」
「きょう、ぼくたちといっしょにねてくれませんか」

あら、何て可愛いおねだりでしょうか。

「あの、駄目かなやっぱり」
「ううん、良いよ皆」
「えへへ、やったぁ」
「蛍お前なあ」
「いいじゃん、主が良いって言ってくれたんだから」
「それじゃ今夜、短刀部屋に行くね」

という訳で一緒に寝るの決定しましたよー。色々お話したいんだそうです。

「主の隣先にとった」
「あ、ずるいですーほたるまるさん!」
「僕はその隣でいいよ」
「お前等、大将の取り合いすんな!」
「ほ、僕はここがいいです」

何かお布団の位置取りでわちゃわちゃしてるけど仲良く寝ようね?
なんか修学旅行みたいな感じで私は真ん中、向かい合わせにお布団を並べて
ちびちゃん達のご兄弟のお話になった

「岩融はーあるじさまとおなじ、なぎなたなんですよ」
「あら、会うのが楽しみね」
「そう言えば、最近兄様達が主の話してた」
「え、何で?」
「妹ができたみたいだって」
「うん、何か否定できない」
「俺達粟田口にも兄と呼ぶ人が居てな」
「いちにい、早く来ないかなぁ」
「一期一振っていう太刀なのです、主君」
「俺達の場合、兄弟なのかなー」
「国俊にもお兄さんいるの?」
「ううん、今剣と同じで・・・来派の、保護者みたいなの」

ああ、そうか。この子達は寂しいのか。
小夜にお兄様達がいらした様に、この子達も早く来て欲しいのね
また鍛刀して頑張って作って行かないと。

にこにこしながら兄弟や大切な人の話をする子達の頭を撫でて。
お兄さんが来るまで皆で一緒に寝ようかなと思った。
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