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審神者になった華

第1章 本編00~19


「これ一体どう言う状況だろうね」
「俺に聞くな」

何故か審神者の市様・・・主に群がる様に寝ている短刀の子と大太刀の蛍丸君
そして壁に寄りかかり寝息を立ててるまんばくんを見て光忠は微笑む

「日も暖かいから寝ちゃったのかな」
「最近・・・審神者は夜遅くまで実家の政務をしているらしい」
「成る程、疲れてるんだね」

短刀の子が蹴飛ばしたであろう毛布を再び掛けてやる

「長谷部くんは、居ないみたいだね」
「忍2人に連れられて主の実家に行ってるぞ」

大倶利伽羅は何かと関わるな、と言ってるくせに周りを見てるよね。

「おや・・・どうしたんです?」
「主の部屋の前で何を・・・小夜?」
「どうも寝ちゃったみたいなんだよね、疲れてるだろうから起こさない様に」

江雪殿と宗三殿も何気に主を気に入ってるのは、彼女の性格故だろう。

「さあて、疲れてる主の代わりにご飯作ってあげようかな」
「僕も手伝いますよ」
「ありがとう、宗三殿。伽羅ちゃんも手伝ってね」
「おい、」

大倶利伽羅を引きずって、3人で厨に向かった

「私も・・・縁側で日の光でも浴びましょうか・・・」

残された江雪は静かに、起こさない様に部屋をすり抜け、縁側に腰掛けた





「江雪か、今戻った」
「お帰りなさい・・・黒羽殿、雹牙殿、長谷部殿」
「これは一体どう言う状況でしょうか?」

尾張から荷物を抱え戻って来た3人は市の部屋の現状に驚く

「お疲れの様ですから・・・静かにしてあげて・・・下さいね」
「主はいつ頃から?」
「昼に此方に来た時には・・・既に」

光忠が用意した茶を啜る江雪は、のんびりと空を見上げ寛いでいる。

まあ、たまには良いだろう。こんな日も。

その後、石切丸と太郎、青江と清光もその光景を見て、江雪と共に縁側でお茶を楽しむ姿があった。
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