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審神者になった華

第1章 本編00~19


16

今日の鍛刀は短刀なんですね。3つ箱を受け取り自室に戻って長谷部に渡そうとしたら

「市ねえちゃーん!居るだかー?」
「あら」

実家と此方との出入り口付近から可愛い声が聞こえました。
自室から庭に出て見てみたら、あれ居ない。

「あ!居たべ、姉ちゃん!」
「いつきちゃん?」

何と、大倶利伽羅と光忠に手を引かれて、玄関から入ってきたんだね
可愛い可愛い、私の世のマイエンジェルが遊びに来てくれた
いつきちゃんが走って来たので両手を広げて迎えたら胸に飛び込んで来ました
かわいいいい・・・!

「いつきちゃん、久しぶり、大倶利伽羅と光忠もありがとね」
「別に・・・」
「お安いご用だよ」

2人はそのまま自室に入って光忠がお茶いれてくると言って厨に向かった

「いつきちゃん、今日はどうしたの?」
「えへへ、魔王のおっちゃんが姉ちゃんへの米さ買ってくれたべな。おらが届けにきただー」
「あれ、お米どこ?」
「おっきな兄ちゃん達が運んでくれただよ」

今日は黒羽も雹牙も兄さまの用事で居なかったから太郎さんか石切丸達が運んでくれたのかな?

「主、皆を呼んで参りますか?」
「うん、長谷部お願い」
「お茶いれて来たよ」

丁度入れ違いで光忠が入って来たので紹介しとこっか

「大倶利伽羅、光忠、この子は政宗が妹の様に可愛がってる農民のいつきちゃん」
「そうだったのか・・・」
「兄ちゃん達は青い・・・政宗兄ちゃんの刀だべか?」
「そうだよ、宜しくね」

そう言って光忠が・・・いや大倶利伽羅もいつきちゃんも撫でている!?
大倶利伽羅の思わぬ行動に私はビックリだ

「市姉ちゃん」
「ん?」
「兄ちゃん達優しいだな!」
「うん」

3人でいつきちゃんを愛でていたら皆が自室にやってきました

「あ、さっきの兄ちゃん、米さ運んでくれてありがとさん」
「いや、構わないよ」
「力仕事は任せて下さい」
「これくらいしか出来ないからな」
「石切丸、太郎さん、まんばくんありがと」
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