第1章 本編00~19
兄さまの前に出た時のこんのすけ君は、兄さまの覇気に若干ピルピルしてたけど
面白い事好きな兄さまは黒羽と雹牙の同行の元あっさり許可くれたので
可愛いくらいに目をキラキラさせています。
まあ、いつ帰って来るか分からなかったら許可は下りないだろうけど
いつでも戻って来れるって聞いたからね
ふと、兄さまが部屋から出て戻って来た
手には刀が握られていて。
「市ぃ、此れをうぬに授ける」
護身用かな?意外と心配性な兄さまだからな
「ありがとう兄さま、大切にするね」
一本の刀を両手に持って頭を下げた
「黒羽、雹牙、市を頼むぞ」
「「御意」」
「入口はお市さまのお部屋に繋げておきます!向こうの本丸と何時でも行き来できるようにしておきますね!」
こんのすけ君は言うや否や消えていった。
これはあの時空の歪みに突っ込めという訳ですね
部屋に戻って、兄さまから授かった刀を握り締め。
戻ったら・・・
歪みのあった所に見慣れぬ襖。開けたら先が真っ暗・・・これが出入口か!
3人で目配せをして一斉に飛び込んで行った