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審神者になった華

第1章 本編00~19


えーと、審神者?になって歴史を改変しようとする者と対峙?
人の姿をした刀達と共に戦って欲しいと?

この歴史どころかトンデモ人間の多いBASARA世界でそんな事ぶっちゃけるかこんのすけ君。

あ、此処とは違う世界なのね、良かった良かった。

・・・これナン=テ=乙女ゲーなの、刀の擬人化っておい。
もしかしなくても混合ってやつじゃないか?

前世にそんな様なゲームあったような、あれは男性向けだったけど。
つまり、そういう事なんでしょう。

未だに訝しげな表情をしてる忍の二人に目配せをしてから

「市、は構わないけど・・・」
「姫様、この者の願いを聞き入れる気ですか!?」
「お市様・・・」
「お市さま本当にございますか!?なんてお優しい!」

そこの二人、こんのすけ君を射殺さん張りに睨まない。
動物いじめるの駄目だよー

「取り合えず、兄さまの許可を頂いてから、でいい?君も来て、説明してくれる?」
「はい!お供します!」

こんのすけ君を抱え上げ室を出て兄さまの部屋を目指す

うちの保護者二人は私の言い出した事なので渋々と天井裏に上がって行った。
黒羽は兄さまの所に行ったかな?気配が遠退いていったな

「お付きのお二人は忍だったのですね、初めてお目に掛かりました」
「うん、市の大切な家族よ」

他愛の無い話をしつつ不意にこんのすけ君が聞いてきた。

「お市さまのお兄様とは?ここは戦国の世ですよね、有名な御方ですか?」
「うん、兄さまの名前、織田信長って言うの」

兄さまの名前を聞いたこんのすけ君の目が見開いて
毛が若干ぶわっと逆立ったのは気のせいじゃないと思う。
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