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審神者になった華

第1章 本編00~19


「市、鶴丸も来たらまた呼んでくれ、You see?」

あ、会ってみたいんだ。政宗。
来たらね、と約束して皆を内番の衣装に着替えて貰って馬小屋に集合してもらった

ごめん、思わずの…懐かしいジャージ姿の子に吹き出した。背中向いて笑い声を出さない様に必死です。

「何やってんだ、あんた…布引っ張るな」
「まんばくん?…布」

おい君、内番でその布はどうなのよ。馬にモグムシャアされて涎まみれになるぞ。
畑仕事だって土埃付くんだからせめて取りなさいとぐいぐい引っ張る。

「きちんと洗うから、取るのは勘弁してくれ」
「むう」

そこは譲れないのねまんばくん。仕方無いのでまんばくんの手を引き
数の増えたUMA小屋まで一緒に向かう

「あっ市ー!俺は馬の世話を教えればいいんだよね?」
「武の成ちゃん、宜しくね」
「任されたー!」

小屋には一通り道具もあるから大丈夫ねと、皆真剣に聞いてるのと成ちゃんの指導を聞きながら小十郎さんのとこに行く。

「頭絡と鞍は騎乗する時以外は外して、ここに置いておいてね。着け方とかは黒羽さんか雹牙さんに聞いた?」

「小十郎さん?政宗は?」

何か見当たらないけど…と言ったら溜め息交じりで

「ここら一帯を見てみたいと馬で出られたばっかりだ」
「わぁ…」

「騎乗後はすぐ乗らなければ頭絡と鞍を外してこう、洗ってあげてね。馬は世話をすればするほど懐いてくれるから
そそ、こう繋いだら。これ"てっぴ"って言うんだけど此れで足の裏を洗ってあげるの、たわしも使ってね」
「こう、かな?」
「そそ、器用だねー燭台切光忠だっけきみ」
「うん、そうだよ」
「大倶利伽羅もやってみ、そう上手上手。俺は伊達成実って言うんだ。皆よろしくね」

成ちゃんのコミュ力が高くて戦慄しています!もともと人懐っこい性格だけどにぱにぱと目も笑ってるから接しやすいんだろうなぁ

政宗の従兄弟だからか顔も結構似てるよね。

「これで体を丁寧に汚れを払い落として、按摩にもなるから馬も喜ぶよ、えと君達の名前は?」
「いまのつるぎですー」
「ご、五虎退です」
「小夜左文字」
「ちょっと大きいかもしれないけど、やってみてあげてー?そう、上手だねぇ。汚れを取ったら手で撫でてあげてね、馬が安心するから」

騎乗後の手入れから馬房のお掃除指導、成ちゃん今度は石切丸と太郎と青江に声をかける
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