第1章 本編00~19
「たのしかったですー」
ぴょんと馬から飛び降りた今剣は
今度は自分から乗れるか挑戦してます可愛いなおい
「五虎退、抱っこして、乗せてあげる、おいで」
「は、はい!すみません」
まあ、基本的な馬に乗るスキルはあるみたいだからこの馬に1度乗ったら感覚は掴めると思うよ?
「わ、高いけど、お馬さん可愛いですね」
「良くできました」
そう言って五虎退の頭を撫でたらニコッと笑顔頂きました。
「あ、ずるいですーぼくも」
「今剣も、良くできました」
何この可愛い子達!馬から降りて駆け寄って来た今剣も撫で回す。
他の子は、と振り向いたら。うん、乗れてるみたいね。
良かった良かった。
光忠と大倶利伽羅が馬で寄って来て
「君の世の政宗公はどういう風に乗ってるの?」
「聞いても支障無いか?」
2人とも興味津々ですね。
「こう、背筋を伸ばして」
「うん」
「こういう風に腕組み」
馬に乗ってない状況でポーズの実践してると
私は腕組んで仁王立ちでふんぞり返ってる体勢だよね。
「こう?わ、結構バランス悪いね」
「そう、その体勢のまま、その馬で、全力疾走」
「人間か?」
「大倶利伽羅、即答しないで、あげて」
政宗が聞いたら絶対泣くから。成ちゃんは笑い死するだろうけど。
どうしてああなったんだろう?
「あんたの世の、政宗公にも会いたい」
「そうだね」
おや、大倶利伽羅がお願いとは。
うちに来てから光忠に振り回されたりして少し打ち解けてくれたのかな?
「ふふ、小十郎さんに、予定あるか、聞いてみる」
「?何で片倉様?」
いやだって、政宗に来る?って聞いたら絶対すぐ来るでしょ。政務放り投げて。
その時はシバくけど。
「よく政務から、脱走して、小十郎さんに叱られてる、から」
言った途端すんごい遠い目された。
いや、多分会ったら色々驚くよ?六爪とか英語混じり口調とか。
あと、君達が想像してるより若いからね?