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審神者になった華

第5章 番外編


1周年ありがとう企画②

お仕事も終わって、のんびりと本丸で休憩していたら。

「大将、お疲れさん」
「あ、薬研だぁ」
「茶と甘味持ってきたぜ」

わあい、と喜んでお茶を啜る。
お、この味は光忠だ

「今日は長谷部の旦那は出陣かい?」
「うんにゃ、遠征」

だから今夜は1人なのですよー、と伝えたら
うーん、と何か考える仕草をして

「大将、今夜は粟田口の部屋で寝るか?」

1人じゃ寂しいだろ、と言うこの子は優しいなぁ
湯呑みをコトリとお盆に置いて

うりゃっと薬研に抱き着いた

「ちょ!?大将!」
「薬研は良い子だねー」

お膝に乗せてうりうりと、頭を撫でて抱き締めて

「薬研は、たまには甘えに来ても良いのよ?」
「俺っちそんな性分じゃないんだって」

腕の中でもだもだと抵抗してるけど
婆娑羅者の腕力を舐めるなかれ

いくら抵抗しても無駄だと悟った薬研は
抵抗を止めて顔を真っ赤にして。お、大人しくなったね?

「大将・・・俺っち甘え方なんざ分かんねえよ」
「ん、なら此所で甘えていいのよ?」

このままでいいんだよー、と頭を撫でて
きゅっと握り返してくれたので結果はOKとしますか。

「薬研可愛い~!かわいい~」

調子に乗ってスリスリ撫で撫でしてたら。
流石にやり過ぎ、と怒られてしまいました。あう・・・
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