第1章 本編00~19
04
翌日、こんのすけ君が様子を見にきたのを取っ捕まえて婆娑羅技で絞めました。
刀装を作る祭壇の説明しやがりなさいこのう。
笑顔で闇の手を出す私にまんばくんは驚き顔
まあ、こんな異能持ってる主はビックリするよね、長谷部さんは兄さまの所持してた子なので見慣れてる様に清まし顔。
あれ、私が小さい頃兄さまの部屋に突撃してた時、部屋に置いてあった刀ってもしかして長谷部さん・・・?
でも他の刀の知識はあるみたいだしうちの長谷部さんは謎が多い。
「お市様、」
「ん?」
「狐が泡を吹いてますよ」
おっといけない、考えに耽ってたらこんのすけ君をシメ過ぎてた。
ゆっくり降ろしてわらわらと闇の手を仕舞う。
「あんた、強いんだな」
「俺と、主達が居た世界は一部の人間に婆娑羅という力を持っている方がいる」
「そうか・・・」
まんばくんが呆然と呟いた言葉に長谷部さん、軽く説明ありがとう。
でも婆娑羅って戦場の地形とか軽く変えるから強大だよね、幸村と政宗のじゃれあいと言う名の闘いは・・・ただの環境破壊です。
よく無理矢理止めて説教したもんだ・・・
私の笑顔の怒りっぷりを身で食らったこんのすけ君は、聞きたい事が無くなるまで質問に答えてくれました。
もう2度と食らいたくない一心ですね、中途半端だった君が悪い。
「失礼致します」
こんのすけ君が帰ったあと皆でお茶をしてたら訪問者
あ、この方鍛冶場にいた刀工の妖精さん。
「お頼まれになった刀が出来上がりました」
大小様々な桐の箱を3つ持ってきてくれたのでお礼を言い
長谷部さんが持ってくれたので皆の所に戻った。
ついでに追加の鍛刀もお願いしたよ
「昨日頼んだやつか?」
「うん、出来上がったみたい」
「・・・そうか」
んん?まんばくん?何か雰囲気が少し悲しそうだけど・・・
まさかと思い、長谷部さんとまんばくんの間に座り
会った時と同じくらいの力ではないけど両手で顔を挟み、反らされてた目線を無理矢理合わす。
今回は抵抗されず驚いて綺麗な緑色の瞳を見開いてた