第4章 小話
「蜂須賀、治るまで鍛錬禁止」
こくこくと頷きながら青褪める蜂須賀に主命を言い渡して
長曾祢さんに看病の仕方を教えて。
「貴方達が鍛錬する時は私達がお手伝いすると言っているでしょう」
何か黒羽がオカンみたいにぐちぐち説教してるので一足先に退室させて頂きますよー
喧嘩するほど仲が良いって言うし。この3兄弟も大人しくなったなぁ
うちの忍衆に刀剣達全員の様子を命じて
鍛錬して身体を壊してる者が居ないか徹底的に調べさせてもらったら
結構内緒で鍛錬してる子が2~3人くらい居たので雹牙にお説教役として行って貰った
もー、皆して!
ぷりぷり怒って兄さまの部屋に突撃して。
兄さまの背中にくっ付きながらぐちぐち事の経緯を愚痴ったら笑って頭を撫でられた。
「奴等もうぬの役に立ちたいと必死ぞ」
「身体壊したら意味無いんだから・・・」
「少しは奴等を信用せよ」
「むう」
伊達組に構ってもらおうっと。長谷部と一緒に向かって。
鶴丸の背が見えたので驚かす様にダイブして、一緒に光忠の居るであろう厨に向かった。
「光忠は何やら新たなお八つを作ると意気込んでいたぞ?」
「わあい、楽しみ」
そういやこの前文で、近々政宗が遊びに来るって言ってたっけ。
その報告もしよっか。