第25章 時間の壁
波「あー、閉められちゃった。」
竜也「・・・。」
波「まー。しょうがないね。一晩ここで過ごそうか。」
竜也「波、知ってたよな。この時間に閉めに回るの・。」
波「なにがー。」
竜也「お前、性格悪くなったな。」
波「でもさ、二人でいれるから私は、嬉しいな。」
竜也「あっそ。」
波「ねー、どうせさ。朝まで誰も来ないから。二人でやろうよ。」
竜也「何を…?」
波「男と女がすることよ。」
竜也「やだ。」
波「聖奈ちゃん。」
竜也「分かったよ。」
そう言って俺らは体を重ねた。
波「たつや・・・、もうチョ・・・と・・・激しく・・。」
竜也「・・・。」
俺は指を波の体の中に入れる。
波「あっ!・・・た・・つ・・ヤ・・。」
波「胸揉んで・・・。」
俺は言われるようにした。激しく・・・。
でも・・・そこには愛はない。
俺の頭にある言葉が過った。
『私は、竜也を裏切ることをしない。』
聖奈が言った言葉。