第3章 始まりのモノガタリ
三成「皆さん、お帰りなさいませ」
秀吉「ああ。出迎えご苦労」
政宗「お、珍しいな〜家康?お前が出迎えに出るなんて」
そう言って金色の髪の男の人の肩に腕を回した。
家康「そんなんじゃないですよ」
煩わしそうに政宗の腕を振りほどくと此方をチラリと見て
家康「……弱そうな女」
そう呟いて城の中へ入って行く。
三成「信長様は広間でお待ちです」
秀吉「ああ。雅、三成に部屋を案内してもらって荷物置いてこい。信長様に挨拶しに行くぞ」
雅「は、はい!」
三成「では参りましょうか。雅様」
此方ですと半歩前を歩きながら案内してくれる三成さん。
雅「三成さん、ありがとうございます」
三成「雅様、どうか私の事は『三成』とお呼び下さい。あと、私には敬語も必要ありません」
雅「呼び捨てはちょっと…じゃあ、三成くんって呼んでいい?」
三成「はい!
あ、着きましたよ。ここが雅様のお部屋になります」
雅「ありがとう!荷物置いてくるね!」
三成「はい。広間までご案内致します」
ニコリと微笑まれ、微笑み返して部屋へ入った。