第7章 第7話
「雅紀…」
雅「…母ちゃん…」
俺が中に居なかったからか、母ちゃんが探しに出て来ていた
雅母「もう式は始まってるのよ?翔くんにお別れしなさい…」
雅「・・・」
雅母「…お母さん中に戻ってるから…」
そう言って母ちゃんは中に戻っていった
…これは夢なんだ…
翔ちゃんの葬式なんて…見たくない…
俺はそこから一歩も動けず、座り込んでいた俺の前に誰か佇んでいた
顔を上げるとそこにいたのは
潤「お前…こんな所で何してるんだよ…」
雅「…潤…」
険しい顔をした潤が立っていた
潤「翔さんに最後の別れしなくていいのかよ」
雅「別れ…?違うよ…これは夢なんだ…」
潤「…は?お前何言って…」
雅「翔ちゃんは死んでない…これは俺が見てる夢なんだ…だから早く目を…」
そう言っていた俺の胸ぐらを潤が突然掴んできた