第6章 第6話
翔「なぁ…雅紀…『生まれ変わり』ってあると思うか?」
雅「生まれ変わり…?」
…何でそんな事突然…
翔「どう思う?」
雅「どう…って…俺多分やったことないし、自分は誰かの生まれ変わりだって言う人に会った事もないからな…」
翔「俺も…正直信じてなかったけど、もし出来るなら俺が死んだらまたお前の側にいたいと思う…」
雅「翔ちゃん!」
死ぬなんて…!何でそんな事を!
翔「…人間何時かは必ず死ぬんだ…ただ早いか遅いかだけだよ…」
雅「でもだからって…!そんな…そんな事言わないでよ!」
俺は興奮のあまり思わず涙を流していた
すると翔ちゃんは俺の頬にソッと手を添えて
翔「ごめん…そうだな…今言う事じゃないよな…」
雅「翔ちゃん…」
俺はそのまま翔ちゃんの身体を強く抱き締めた
雅「翔ちゃん、諦めないで待とう!きっと現れるよ適合者」
翔「…うん…ありがとう…雅紀…」
誰か…助けて…
翔ちゃんを助けて!!