第4章 第4話
<コンコン>
雅「あ、はい」
誰かが来たみたいだけど、この時間ならもしかして…
「あら、雅紀くん…今日はもう来てたの?」
やっぱり翔ちゃんのお母さんだ
雅「はい、今日は講義とってなかったので」
翔母「でもそんなに無理して毎日来なくても良いのよ?雅紀くんも大変でしょ」
雅「大丈夫!俺が好きで来てるから」
俺は毎日でも翔ちゃんの側にいたいから
翔母「…ありがとうね…雅紀くん」
翔「…母さん…そろそろ修が学校から帰って来るころじゃない?俺は大丈夫だから…」
翔母「大丈夫よ。舞がいるし、お父さんも今日は早いって言ってたから」
…おばさんがいるなら俺はいてもあまり役に立たないかな…?
雅「じゃあ翔ちゃん、俺はそろそろ帰るね?」
翔母「あら、もう帰るの?」
翔「もうって…母さん雅紀今日は朝からいるよ?」
翔母「そんなに?ごめんなさいね雅紀くん…」
雅「いえ…」
…だって家に居たって気になって仕方ないもん…