第4章 第4話
翔母「雅紀くん」
雅「あれ?おばさん…どうしたの?」
帰ろうと翔ちゃんの部屋を出た所で、おばさんに声を掛けられた
翔母「毎日ありがとうね。翔が頑張っていられるのもきっとあなたが来てくれるからでしょうね」
雅「そんな…俺は何も…」
…本当にそうなら嬉しいけど…
翔母「さっき先生に言われたの。抗がん剤の薬が効いてるから、あともう少し頑張りましょうって」
雅「ほ、本当に!?」
翔母「ええ…5年以内に再発しなければ大丈夫ですって」
5年か…でも再発しなければ翔ちゃんはまた元気になるんだ!
雅「よし!おばさん俺これからも毎日お見舞いに来て翔ちゃんと頑張るから!」
翔母「ふふっ…本当に元気ね雅紀くんは。ありがとう、またお願いね」
雅「はい!任せて下さい!」
俺が来ることで翔ちゃんも元気になるなら泊まり掛けでもする気で(本当はそうしたいけど、家族以外はダメなんだって…)頑張るぞ!