第3章 第3話
潤の言った事が気になって、俺は講義が終わると同時に翔ちゃんのマンションまで急ぎ駆け込んだ
雅「翔ちゃん!」
部屋の鍵が開いてたからそのまま飛び込んだら、翔ちゃんはソファーに座って何かの書類を見ていた
そして俺の顔を見ると何時もの笑顔で
翔「…そろそろ来ると思ってた」
と言って俺に掛けるように促した
翔「コーヒーで良いだろ?」
雅「うん…」
翔ちゃんはコーヒーを俺の前に置き、そして向かい側に座った
雅「あの…翔ちゃん…病院はどうだったの?」
俺の問いかけに翔ちゃんは一瞬表情を変えたけど、また何時もの顔に戻って…そして…
翔「…白血病…だって」
雅「…え?」
白血病…?聞いた事あるけど…それって…
翔「…血液のがんだよ…」
…え?…がん…?