第2章 第2話
雅「はい翔ちゃん、お粥と薬。これ食べて薬飲んで」
翔「…ありがとう…雅紀」
俺は再び横になっていた翔ちゃんの身体を起こし、お茶碗にお粥をよそって渡した
雅「熱いから気を付けてね」
翔「うん…いただきます…」
翔ちゃんは息をフー…っと吹き掛けて一口食べた
翔「…美味しい…」
雅「本当?良かったー…翔ちゃん、具合が悪いなら何で一言言ってくれなかったの?俺、飛んできたのに」
翔「…ごめん…迷惑だと思って…」
雅「迷惑だなんて事あるわけないでしょ!逆に何も言われない方が辛いよ…」
うわ…俺何泣いてんだ…
でも一応恋人どうしなんだから、何でも言って欲しいよ…
すると翔ちゃんは俺の頬にそっと手をあてたと思ったら、瞼に軽くキスしてきた
雅「え!?し、翔ちゃん!?」
翔「…ごめんな…雅紀…これからは、いの一番にお前に言うから…」
雅「う…うん…」
…ビックリした…まさか翔ちゃんからキス(瞼だけど)してくるなんて思わなかった…
…でもお見舞いに来て良かった!