第2章 第2話
やっぱり…体調が悪かったんだ…
俺は翔ちゃんの額に手を当ててみた
雅「…熱がある…風邪かな…」
俺が額に触った事で、翔ちゃんは目を覚ましてしまった
翔「…雅…紀…?」
雅「あ、ごめんね。起こしちゃって…熱があるみたいだけど風邪?」
すると翔ちゃんはノロノロと身体を起こしてきて
翔「ん…多分…熱が下がんなくて…」
雅「病院行った?」
それには翔ちゃんは首を振った
雅「行ってないの?ダメだよ行かなきゃ!」
翔「身体がダルくて…動く気にならなかったんだ…」
…それってもしかして…
雅「翔ちゃん…ちゃんとご飯食べてる?」
翔「…食べてない…食欲なくて…目眩もするし…」
雅「ダメじゃない!待ってて今からお粥でも作るから!」
そう言って俺はキッチンを借りて大急ぎでお粥を作った