第2章 本編1〜70
大阪城に行ったら必ずご飯作るし、何気に「三成のその細さをどうにかしよう」と計画立てて食べさせても筋肉がつくだけなんですよね。
三成は体質的に細マッチョの様です。
まあ、顔色は良いからいいんだけどね。
「今日は2人ともどうしたの?」
「半兵衛様が信長公に用があると仰ったので護衛として付いてきた」
「我等はおまけよ、オマケ」
ああ、それで暇になった2人は私の所に遊びに来てくれたのね
そういえば・・・
「あのね、市。お見合いするかもしれない」
「「は!?」」
2人が目を見開いて私を見る。驚き過ぎじゃないかね
「相手は誰だ」
「浅井って方」
「ああ、アノ・・・」
「?誰だ」
三成、浅井さん知らない・・・いや、聞いた事あっても覚えてない派だなこれは
「市は嫁ぐのか?」
「わかんない」
「わからぬとは、如何に」
いやぁ、縁談の話来た時の兄さまの形相が凄かったんだよね。
ああいう顔をする時は相手が気に食わない時。
っていうか、いくら私が"お市"でも絶対私の性格に合わないと思うんですよ
それならばこの幼馴染みの誰かに嫁いだ方がまだ良いと思います。
「お見合い、嫌」
「断れば良いだろう」
「相手の非が1つでもあったら、其れを理由に断る積もり」
「相変わらずよな・・・」
策は練ってないけど。まあ、何とかなるでしょ。
お付きには黒羽と雹牙にお願いしてますし
「何とか、なるでしょ」
「暢気よな・・・」
「貴様ならば、大丈夫だろう」
こうやって、信頼してくれるお友達が居る限り。私は離れませんよ。