第2章 NEW LIFE
「やっと見つけた!」
そして佐助さんから何もかもを教えてもらった。
ここはどこなのか、いつなのか。
どうしてここに来てしまったのか。
「え…じゃあどうすれば…」
「とりあえず、俺と一緒に来て。」
「は、はいっ。」
ザッ、ザッ、ザッ
「まずいな佐助。」
「ああ……ごめん、萌香さん。また会いに行く。」
「え、ちょ!!」
返事をする隙も与えずに、佐助さん達は行ってしまった。
「どうしよう…」
いきなり消えた現代の仲間に泣きそうになっていると、目の前に眼帯をして、馬に乗った男の人が現れた。
「お前、萌香だな。」
「え…そうですけど…」
「俺と一緒に来い。」
「え?!うわぁっ!」
強引に馬に乗せられて、馬はものすごい速さで駆け出した。