第2章 NEW LIFE
外に出るや否や
「信長様!ご無事でしたか!!」
男の人が駆け寄ってきた。
「ああ、此奴が俺を助けた。礼を言う。」
「…え?あぁ、私?あ、いえいえ。こちらこそ。」
「そういえば名を名乗っていなかったな。俺は第六天魔王、織田信長だ。」
「あ、私は萌香です。よろしくお願いします。」
「私は石田三成です。よろしくお願いしますね、様。」
てか、なんなの?
なんかの撮影?
織田信長に、石田三成って、馬鹿な私でもわかるよ。
戦国武将じゃん。
「では、私はこれで。さようなら」
「おい、貴様を安土城に置く。今決めたからお前もこい。」
「いや…遠慮しときます!!!」
私は理解が出来ないのでダッシュで逃げた。
「おい、待て!!」