第4章 春日山お泊まり合宿!
「おじゃましまーす…」
襖を開けると、何やら書類に向かって何かをしている佐助先輩がいた。
「やあ、萌香さん。よく来たね。稽古だろう?」
「いぇす!」
「なら、謙信様がもう少しで来ると思うけど…」
「ほんと?早く来ないかなあ」
「それまでお茶でも」
「やったあ!ありがとう」
私は座りながら佐助先輩とお茶を飲んだ。
その間は、いろいろな話をした。
どうやら佐助先輩は家康が好きらしい。
なので私も家康だーいすきとだけ言っといた。
「萌香、いるか」
「あ!謙信様!」
謙信様が襖を開けてきたので、私は立ち上がって佐助先輩の方を振り返った。
「ご馳走様でした!またあとで話そーね!」
「ああ。楽しんできて 。」
「はーい!!」
謙信様と佐助先輩の部屋をあとにした。