第4章 春日山お泊まり合宿!
ー次の日ー
「信玄様おはようございまああす!!」
「おはよう姫。朝から元気だね」
「よく寝たんで!あ、謙信様の帯付けてきちゃったあはははは」
「おい、萌香。お前は馬鹿なのか」
「すみません今すぐ変えますね!あははは」
大爆笑しながら私は部屋に逆戻りして行った。
謙信様に呆れた目で見られながら、私は帯を外した。
……?
てことは私の帯はどこだ?
まさか…っ!
「謙信様、私の帯盗みました?」
「盗む訳ないだろう。」
二人して顔を見合わせていると、
信玄様が入ってきた。
「悪いな、天女。昨日天女が寝ている間に取っていたんだ。」
信玄様の手には私の帯があった。
この人は本当に何をしているんだろう…
変態すぎる。
「お前、男として最悪だな」
謙信様が信玄様に向かって冷たい言葉を書ける。
確かにそれは酷い。
まぁいいや。
私は帯を付けて、外に出た。