第2章 NEW LIFE
「はぁ…、はぁ、もう、大丈夫ですかね…、」
「ああ、多分な」
私達は無事、神社について隠れている。
それにしても凄すぎる…
これだけ本気で長い距離走って息ひとつ乱れないなんて…!
しかもスニーカーじゃないのに!
武将やばすぎっ!
「光秀さん…凄すぎますっ!!」
「?なにがだ?」
「あんなに速く走って、息も乱さずに平穏なんて…」
「お前も女子とは思えないくらい速かったがな」
「あ、ありがとうございます!」
そして私達は暫く隠れてから、城下に出た。
そこで私達は、
思ってもない人と出会う。
秀吉さんから無事逃げ切り、光秀さんがお城まで送ってくれるというのでお城に向かって歩いていた。
「あれ、萌香さん?」
「あ!お兄さん!」