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歌い手になったきっかけは“貴方”でした

第2章 これが今の私



大学生生活3年目。

単位も余裕な私が大学へ行くのは大体週に2回くらいなもので、基本的には家で動画を見たり、歌ってみたり、踊ってみたり、その編集をしたり、最近では最新のゲーム機を購入したのでゲームプレイしたり、と気ままな生活を送っています。

ちなみに一人暮らしなので、生活のリズムは私が決められるのも素晴らしい。


今はまだ未熟だけど、いつかは自分の想いを歌という形に出来るようになりたい。
作詞や作曲はもちろん、歌に込めたい気持ちを表現出来る歌唱力を身に付けないと!


私の大好きなそらるさんとまふくんのように、誰かの心に響く歌を届けたいもん。
たくさんの人の心に届かなくてもいい。
今はただ自分を納得させられるものを作らないと。








「お、いいフレーズ浮かんだ!」


作詞やイメージはその時々で見方が違うこともあるから、私は日記のように毎日何かしら言葉を残している。
このようにいい言葉が浮かんだらすぐに書き留めておきたいから、この手帳は手放すことが出来ない。



「よし、書けた! あ… ふふ、かわいー」

私の手帳の裏表紙にはそらるさんのはんぺんとまふくんのてるてる坊主が描いてある。
可愛くて可愛くて、納得いくまで描きまくった記憶が懐かしい。

歌い手さんは大体何かしらモチーフというか、キャラクターがいる気がして私も作りたいなって思うんだけど、自分のモチーフって改めて考えるとわからなくなる。

私のことを本当にわかってくれてる人はほとんどいないから、周りの人に聞いてもイマイチこれだ!という答えにはならないと思う。
私って個性ないからなぁ。

あぁ、いっそそらるさんかまふくんに考えてほしい。
何て夢見がちなこと言ってるんだろう、私。


2人の背中すら見えない私のいる場所は、ちゃんと進めているのか不安になることもある。
でも、不安になって後ろを向いてしまうのは私の悪い癖だから… 前に進まないと。










私は今、ここにいる。

いつかはあなたたちの隣で歌えることを夢見て

今の私は頑張ります!

それしか浮かばないからね!




















この時は叶わない夢でも、前を見るために高すぎるくらいの目標を目指していた…

そう、叶わない夢のはずだったの。
























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