第9章 ビバ中忍試験!初の任務は木ノ葉を潰せ!
それからカカシがサスケを連れて現れた、やっときたかと歓声が上がる
『、聞こえるか』
おや、私はゆっくりとまばたきをする
見てたのねと言いたいがここにはシノもいるしとりま話を聴こう
『砂の動きがわかった、現風影の死体が発見されてる、おそらく今の風影は大蛇丸だろう、奴は音を隠れ蓑に砂と手を組み木ノ葉を崩す計画らしい』
私は火影席をみやる、まずいな、ここで木ノ葉崩しに手を貸せとか言われたらどうしようもない
『が、俺達は計画に乗るのが遅すぎた、今から接触してもどうしようもあるまい、まだ傍観していろ』
ゆっくり瞬きで通信が切れる、案外素っ気なかったな、しかし彼としても便乗で木ノ葉を潰すのは癪なのかもしれない
いやでもオビトにとって木ノ葉への復讐はいわばついでだ、成功率を上げるためだったら例え便乗でも厭わないのではないか?
「どうした、浮かない顔をしているが」
私は視線を巡らせてシノを見上げる
「ちょっと人気がなくなってさみしいなって、皆客席にいると思うし、行ってくるね」
私たちが上がる頃にはナルトがなにか喚いてカカシがそれをなだめるところだった
「あ、皆」
「!」
サクラが声をかける、私は壁に張り付いて千鳥をするサスケを見て思わず苦笑した
「ねえ次の対戦私アレのどっちかとやり合うハメになるってマジ?」
「棄権も視野に入れといたほうがいいかもしれねーな」
「うちは対うちはのドリームマッチで観客が棄権した私にブーイングしないといいんだけど」
私が苦笑するとカカシが私に笑いかけた
「ま、伊達に俺が教えてないからね」
お前のもとチームメイトに教わってんだよこっちは、内心言いながら、まぁ死なない程度に頑張るよ、と笑った
千鳥が刺さる、化物のような腕のようなナマコのような何かが球からはいでた