第9章 ビバ中忍試験!初の任務は木ノ葉を潰せ!
羽が舞う、幻術か、印を結ぶ必要もない
『始まったか、、お前は一尾を見ておけ、おそらく奴は不安定だ』
ドォン、と音が鳴って火影席が煙に包まれる、里の城壁の向こうに巨大な大蛇が見えた
ゆっくり一回瞬きをする
『もし完全体になったら、お前の写輪眼で操り、里を潰せ』
里を潰せ、ぞっと思わず背筋が凍る
「…わかった」
小声で呟く、幻術が解かれて私はサクラのもとへ駆け寄る
「!」
「伏せてよう、ちょっと危険かも」
上でキンキンと金属がぶつかり合う音が聞こえる
「サクラ!お前を下忍合否の演習で幻術を教えた甲斐があったよ、お前にはやはり幻術の才能がある」
カカシは血をべったりつけた背中で声を投げる
「幻術を解いてナルトとシカマルを起こせ!久々の任務だ、ナルトも喜ぶだろうよ」
サクラが後ろのナルトとシカマルを見やる
「ど…どんな任務?」
恐る恐るといった様子で聞く、私も座席から顔を出してそれを聞いていた
「心してかかれよ、波の国以来のAランク任務だ」
それからカカシはパックンを出して、行け!と吠えた
「……私は?」
「正直なところ、俺はお前の実力を測りきれてない、そう思ったよ」
相変わらず戦いながら彼は私の横に引っ付く
「お前も行け、サスケはきっとの言うことなら素直に聞くだろうよ」
そんなことないと思うけど、私はすでに出てった皆を見る
「わかった、行ってくる」