第9章 ビバ中忍試験!初の任務は木ノ葉を潰せ!
「は~~お願いサスケきてお願い!後生ですから!」
敵の目の前でみっともなく空を拝み倒す
「あいつはぜってーくるってばよ」
ナルトがフェンスに顎を乗せて言う、いやこねーんだよ、そう、こねーんだよあいつ、私がいくら拝み倒したところで
「せめて、せめて延期に……うちはと砂のエースが戦ってるのが見れればいいみたいな考え本当に良くない…」
「お前何言ってんださっきから…」
シカマルが呆れたように私を見る、うぅ~次はお前だぞわかっとんのか!?はっ、でも待てよ、ここであいつらは安易にサスケを失格にはしない!そうだ!だってこの試合にサスケが勝てばうちはVSうちはというドリームマッチが見れるんだもの!そう、観客がこの対決を見たがらないわけがない!よってサスケは失格にならない!そう考えたら心が穏やかになってきた
「ちょっと落ち着いてきたかも、いやーサスケと砂の対決、楽しみ」
「お前いきなり余裕出てきたな」
そんなツッコミも聞きつつサスケコールが強くなる、いや~サスケも人気者だな~なんてにこにこ顔で呟く、それから火影が延期の旨を伝えてシノとカンクロウ、だがカンクロウが棄権をしてシカマルの番となった
焦ったシカマルの顔も可愛かったがナルトに背中を押されて会場に押し込まれた、それからシカマルの試合を見る、やっぱ痺れる~!
「は~惚れ直す……」
最近は我愛羅我愛羅ばっかり言ってたけどやっぱりシカマルも推しなんだよな~~この試合ナマで見れて本当に最高って感じ
「えぇ、神楽、ああいうのがタイプなの?」
ナルトがげぇと顔をしかめる
私はふふと顔を上げて
「もちろん忍びとしてね」
といった、だよな~とナルトも笑って下に降りた、いや、普通にキャラクターとしてだよ、とか言ったらさすがにこの世界ではかわいそうじゃんね
私はナルトを見下ろした
「俺はいつになったら忍として惚れ直されるときが来るのだろうか」
びくりとして思わずシノを見る、そういえばいたな、というか本当に影がうっすい
「シノはほら……あー……本選の予選の時とか?」
「それはありえない、なぜなら神楽は気を失って医務室にいたからな」
う、確かにと視線を逸らす
「じゃぁ、このあとの試合だね、シノとシカマルだっけ?」
聞くと頷かれたが、まぁそれまで私が生きてたらね、と付け加えて我愛羅を見た、目があった