第9章 ビバ中忍試験!初の任務は木ノ葉を潰せ!
死んだかと思った、いや2回死んだ
ここ一ヶ月でようやくまともに反撃できるようになった、そして稽古が激化したのだ、反撃といっても傷つけるようなまねではない、フェイントのような脅しをかけて相手の体力を削るものだ、最初も彼は適当な運動というところだったが激化していくうちに本物の殺気を出し始めここ最近は毎日死んでる
でも回数も減ってきたほうだ、あれは稽古というよりは一方的な殺戮といったほうがしっくりくる、帰ってきても死んだことへのストレスと疲れで玄関で眠ることもままあった、だけどオビトは肩で息をするし私もまだ立っていられる余裕ができた、随分成長したに違いない
万華鏡写輪眼の制度も上がり思い通りの場所に移動することができるし触れた対象を飛ばすこともできるようになった、神威の劣化版では?と言われたときは正直泣きそうになったものの気を確かに持っていこうな私
イメージするのは常に最強の自分…
本選の時、私たちは大勢の観客に向かって顔を向けていた
「うわぁ、人がたくさんいる」
「こら、おどおどするな」
火影の挨拶があったあとナルト達を残して上に上がる
さて
「じゃぁ私はトイレにでも行くかな」
「おいおいマジかよ、家でしてこなかったのか?」
シカマルの声がかかりまーねと笑う
「つかサスケが来なかったらお前がやり合うハメになるんだぞ?」
う、と私は言葉を詰まらせ砂陣営のところを見る
「それはちょっとやだな……本当に……」
「だろ、よくトイレとかいけるな」
お互い型が防御向きだ、それに我愛羅はチャクラ切れが期待できない、消耗戦の末私がスタミナ切れで死ぬ未来がありありと浮かぶ、といってもこの一ヶ月私もうかうかしてるだけじゃなかった、ちゃんと一尾のことを研究してたのだ………まてよ?原作じゃうちはの末裔と砂のエースがやり合うってんで先延ばしにされたけど、サスケが失格しようがどのみちうちはとやり合うことになるからとかいう理由でもしかしてサスケ失格になるのでは?
「……マジでやばいかも…シカマル骨は拾ってね……」
「縁起でもねーこと言うなよ」
じゃぁトイレ行ってくる、始め!という声とともに私はトイレに引きこもった、帰ってきたときにはナルトの試合も終わっていてなげートイレだったなとドン引きされた
すぐ横には我愛羅もいる、シノその立ち位置怖くない?