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【NARUTO】死刑って確定してます?

第8章 ビバ中忍試験!命短し走れよスパイ!


「おい姉ちゃんマジかよ、そのセンスは疑うぜ」

今日は学校で出来た友達と初めて学校外で遊びに行く日だ

「えっそう?いいと思ったんだけどなぁ」

その服を諦めて私は食卓に着く、お母さんはまぁあんたらしいセンスねと笑った

「お父さん譲りかしら!」

「ちょっと母さん……」

お父さんがお母さんを見てしょうもないと笑い合う

ありふれた家族だ、ありふれた光景だ、懐かしい、もう二度と手に入らない光景だ

「じゃぁどの服がいいか選んでよ!ほら!」

食事を書き込み母親を引っ張る、ちょっと張り切りすぎよぉと笑ったが、なんだか一緒に過ごしたい気分なのだ

「ねえちゃん」

弟が声をかける、薫とは似てもにつかない弟だ

………ん?薫って誰だ?

「何?」

「早く戻ったほうがいいと思うぜ、オレ」

戻ったほうがいい?私は弟を見る

「部屋に?そんな時間迫ってないよ」

「違うよ、現実ってやつ」

馬鹿にしたような口ぶりだが、いつものように怒る気力もない、ん?いつものように?

私は眉間を抑える

「おい起きろ、ったくめんどくせぇ」

そんな声が聞こえてまどろむ意識が浮かび上がる

「ん……あれ……」

目を開けるとシカマルが顔を覗き込んでいた

「……えっ!?」

私は飛び起きて後ずさる、な、なんでナルトのシカマルがここに!?

………いやまてよ?あぁ、そうか

私は急に恥ずかしくなってごめんとぼやいた

「寝ぼけてた」

「おいおい」

そうだ、私ナルトの世界に転生してたんだ、恥ずかしい

家族の夢なんて久しぶりだ

視線を巡らすとイノがサクラの髪を解いてるのが見えた

「……あぁ、死ななかったんだね、私」

「首の皮一枚でな、ったく、あんな躊躇なく飛び出すか?普通よ」

ふーと息をついてシカマルを見る

「その様子じゃ助けに入ったの?」

「不本意だけどな」

そんな言葉を交わしてわちゃわちゃしてるナルト達のところに行く

「!起きたのね!」

イノが声をかけた、なんとかねと言って私は自分の傷を確認する、ふらつきはない、打撲が少々ある

チャクラの残量は心もとない、歩くと痛むが、ま、概ね大丈夫だ
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