第8章 ビバ中忍試験!命短し走れよスパイ!
それから一尾も見る、全力で気配を消してるので気取られることもなが迫力満点だ、12歳であんな殺気出す普通?こわいわぁ…夜が終わるまでに監視カメラのチェックもしておくか?
『よくやった、一尾の情報はもういいだろう』
私はその場を離れて森の中を歩く
「やっぱりかっこいいなぁ、でもあんだけ印象違うとちょっと怖いかも」
そんなことをぼやいて周りを見る、おーいみんなどこー?と声量を押さえて声をかけつつ
『仕方がない、一尾の人柱力は寝ることを許されないと聞く、人格も歪むはずだ』
まぁそんなところもかっこいいんだけど!と飛び跳ねると呆れ返ったようなため息
『ところでナルト達のところには戻らないのか』
聞かれた言葉に、あーと返事をする
「いや、戻ってもいいんだけど、サスケ達といると大蛇丸が出てきたときに対処に困るでしょ、多分」
聞けば、確かにそうだなとトビは返した
『今のお前は俺とも張り合える強さにはなっている、もちろん回避面の話だが』
そう、その気になれば大蛇丸戦をノーダメ回避できるのだ、でも実際そうなったらやばい、大蛇丸に呪印を仕込まれたらいけないのに彼を前にして全力を出せないのは辛すぎる
「すぐに噛みに来る人ならおそらく明け方までには噛んでると思うから、それまでは待機かな」
そろそろ夕方だ、私はさっきから歩き回っているが敵っこ一人会わない
というのも大体の相手の気配ならわかるので声を出すが鉢合わせないようにうまいこと回避してるのだ
「にしてもやることないな、お腹も減ったし……ご飯作りに行ってもいい?」
『……確かにお前には必要のない試験ではあるが……好きにしろ』
うぅむと唸り声が聞こえる、まぁ好きにしろってことは作りに行ってもいいってことだ、日が沈むのと周りに敵がいないのを十二分に確認して私はトビのところに飛んだ
これからの作戦会議も兼ねてだ