第7章 ビバ中忍試験!出るか必殺スパイ活動!
「サスケくんおっそ~い!」
イノがサスケの後ろから飛びついたところで私は周りを見渡す、音の3人、砂の3人、あとは大蛇丸を確認して視線をもどす
……うわ~~~中忍試験が始まる!
ようやく緊張を感じてきた私は思わずお腹を押さえる、本気で頼むぞオビト様!
それからシカマル達が出てきてナルトにオバカトリオ!と言われキバも出てきて薬師カブトも出てきたところで、ふと耳にノイズが入った
『ふん、今年の中忍試験は荒れるな、そこの男がわかるか、そいつは薬師カブト、大蛇丸の手下だ、まるで下忍とは及びも付かない忍だよ』
「な、なんでそんな奴が?」
思わず小声で聞くと隣にいたシカマルがどうした?と反応した
「あ、ううん、何でもない」
『おそらく大蛇丸の命令だろう、狙いは写輪眼か……。仕込みの可能性もある、、ヤツの呪印だけは気をつけておけ』
瞬きを一回、それを合図に通信は穏やかに切れた
「しっかしあのカブトってやつ、どうして俺達に情報なんか与えるんだ?」
シカマルが私にぼそぼそと話しかけてくる、まぁ4年目らしいし去年も似たようなことやってるんじゃない?と返しておいた
「っていうか、シカマルも中忍試験受けるんだね」
聞けば、めんどくせーけどアスマ先生がよ、と目をそらした
確か彼の頭の良さを最初に見つけたのはアスマだったか、なら本人が面倒がっても多少無理くりに推すだろうな
「それこそお前も出るんだな、俺と同じ種類の人間だと思ってたのによ」
内心苦笑しつつも、まぁねと返す
「でもちょっと後悔してるかも」
そろりと大勢の殺気立つ下忍たちに視線を向ける、シカマルもそれに倣って見て、確かに、と同意を示した