第7章 ビバ中忍試験!出るか必殺スパイ活動!
どうやらテンテンが殴られたようだ、頬が少し貼れている先輩組が見えた、うわ~本物だ、と思っていると、サスケが二人に突っかかる
「サクラ、お前なら気づいてるはずだ」
私も気づいてるよ!とわきわきしていたが、浮かない顔だったサクラはその一言でちゃんと正面を向いたみたいだ、よかった
「なかなかやるねェ、でも見破っただけじゃァ、ね!」
そう言ってひとりがサスケに蹴りを入れる、サスケもそれに応戦するように脚を上げるも突如割って入ったリーにサスケもイズモも蹴りを受け止められる、足に鉛が入ってるとは言え中々にいい動きをするな、当たったらとても痛そうだ、とは言ってもやっぱりまだまだ下忍の範疇だ
それからネジがリーに何かを言って、リーがだって、と言いつつサクラを見た
私リーも推せる、というかナルトのキャラはみんな推せる
「僕の名前はロック・リー、サクラさんというんですね…僕とお付き合いしましょう!死ぬまであなたを守りますから!」
きら、と歯を輝かせリーは親指を立てる、サクラに振られるまでがワンセットなのだが
よくよく彼の性格を鑑みてみると私としては全然お付き合いしても構わないレベルなんだよな、サクラちゃんにフラレはしたけど私とどう?と言いたいぐらいだ
ふとリーと目が合う、お?もしや私にもお声が掛かるのか?と思ってニコと笑ってみたが、なぜか敵意の色が見え隠れした、なんでや……いや私、全然ブスな方じゃないと思うんだけどな、前世ならかなりモテる部類の顔はしてるはずなんだけど…うぅ、この世界の女子のレベルが高いせいでせっかく可愛く生まれたのにうもれてしまってる感は否めない
それからサクラがナルトとサスケの腕を引っ張って歩き出したので、私も軽く会釈をしてから後を追った、っていうかトビって今見てるの?作戦会議もしたいしこのあと待合室まで行くともうみんなとはぐれるタイミングもなさそうだから
「あ、ごめんちょっとおトイレ行ってくる」
私は前方の3人に声をかけた
「先会場に行ってて、すぐ追いつくから」
「おう、早くしろってばよ~」
その場から引き返してトイレに向かう、とりあえずこれで別行動、トイレの風景覗いたりしないよねさすがに?さて、三次試験の戦闘を見ない方法を考えないとな