第6章 フォーマンセル?んなもん犬に食わせろ!!!!
さて、カカシの動向を伺いつつ鈴を取る機会を伺う
サスケに協力しないかと持ちかけたが無視された、悪い話じゃないと思ったが彼はひとりでやることに意義を感じているようだ、それと、私を足でまといだと思ってる
サクラにも持ちかけてみたが案の定、サスケくんは渡さないんだからと的外れなことを言われ論外、となると
私は草陰に隠れて罠にかかっているナルトを見る
うーん、期待できっかなぁ……あれからしばらくしてナルトを観察しているがぶらぶらと引っかかっているだけで行動を起こす様子もない
「何してんの?」
「うぉゎあっ!?」
後ろから突然声がかかり私はその場から飛び出す
「いやぁ、気配を消すのがうまいな、少し手こずったよ」
ま、マジでびっくりした…
「ほ、ほかのみんなは?」
「さぁ、今から探しに行ったらいいんじゃないか?」
遠くからナルトの声が聞こえる、とりあえずナルトを開放して彼と協力しよう
私は写輪眼を出す
「三つ巴か、こりゃぁ意外とサスケより面倒かもな…」
カカシの顔が険しくなっていく
彼の目論見はとりあえず私に手を出させることだろう、体術はそこまで得意じゃないがまぁやれるだけやるか、とりあえず踏み込んでケリを一発、受け止められたが懐からクナイを取り出して振りかざす
腕を受け止められたが、がぶり、と腕をかんでやる、変な声を上げてカカシは腕を離した
ここ、と私は懐から手裏剣を取り出しナルトを拘束してる紐めがけて投げつける、カカシが私をつかもうと腕を伸ばすのが見え、それを体をひねって交わし、伸ばした腕を軸にケリをいれる
それをカカシが受け止めるのとほぼ同時にナルトのあだっ、という声が聞こえた、紐が切れたらしい
投げ飛ばされ体勢を立て直しつつ着地する
「ナルト!加勢し………」
て、その声は出なかった
なんでかって?ナルトの奴、いなかったんだよ
逃げた?なんで?と呆けるまもなくカカシが迫る、私はわざとらしく息を切らして写輪眼を切った、紙一重でなんとか避けるも攻勢には出ずに、ついぞ私は組み伏せられた
「そ、そんなぁ」
「ナルトを助けたまでは良かったんだがなぁ…アイツどこいったんだ?」
カカシ先生もまさかナルトが引くとは思ってなかったのだろう、同情的な視線を私によこした