第6章 フォーマンセル?んなもん犬に食わせろ!!!!
「サスケー、起きてる?」
家の前に行くと一拍おいて準備万端のサスケが出てきた
「今日の演習緊張するね」
「あぁ、そうだな」
キッと前方を睨みつけてサスケは手に力を込める
しばらく歩いて集合の場所までたどり着く、どうやら私たちが一番最初のようで、誰もいなかった
吐くから朝食を抜いて来いと言われ、今日オビトの朝食を作ったのだが食いっぱぐれた、目の前で食事をする彼に食わないのかと言われ、演習があって、それがきついから食べてくるなと言われたといったところ、なにか思い出したのかクツクツと笑っていた
へ~、昔の感傷に浸るだけの余裕はおありなんですね~と心の中で毒付き私はとじろと言われたまぶたの中で目をそろそろと動かしていた
しばらく待っているとサクラが来て、その次にナルトがきた、サスケに話しかけたいサクラとサクラに話しかけたいナルト、サスケは至極迷惑そうで私はそれを微笑ましく見守っていた
待てど暮らせど来ないカカシ先生をよそに腹の虫が喚き始めた頃、ようやく彼が到着した
ナルトがいの一番におそい!と声を荒らげサクラも声を上げる、カカシは特に詫びれた様子もなく時計をセットした
それから鈴取りの説明があって、ナルトが吠える
「そう慌てんなよ、まだスタートは言ってないだろ」
瞬身か、私はカカシを見る、大丈夫、見えた、よけれる
「ま、俺を殺るつもりで来る気になってくれたようだな、やっと俺を認めてくれたかな?」
ナルトの頭を鷲掴みにしたままカカシはやっとお前らを好きになれそうだよ、と薄く笑った
「それじゃぁ、よーい」
スタート、私はその場から飛び退き、身を隠す場所を探した
ナルトが吠える声が聞こえた、ちょっと笑ってしまった