第1章 死ねないんですか?
「寝てるよ」
「そうか」
イタチだ
まだアカデミー生らしい彼はショルダーバッグを椅子の上に置くと私の横で寝てるサスケをはさんで向かい側に座った
「今日は何をして遊んだんだ?」
「積み木」
彼も私に根気よく話しかけてくれるうちはの一人、むしろ彼は私の母親と彼の母親を経由して仲良くしてやって欲しいと頼まれてるぐらいなのだ
イタチは私がサスケには気を許すのを知っていて、消して私と一対一で話すようなことはしない、よく言えば距離感をよく把握してる
末恐ろしい、その年でなんでそんな心理戦紛いのことができるんだ
それに呑まれないように私はイタチをなんとかかわし続けてる、まだまだ私のほうが精神年齢的には大人なんだから、そんな甘ちょろではない、それと私はうちはに推しがいないのだ、だからまだ冷静を保ってられる
一人でもくもくと積み木を積み上げる