• テキストサイズ

【NARUTO】死刑って確定してます?

第17章 無限月読


オビトは、改心した、ナルトはすごい、そんなことは知ってる、私は目を閉じて異次元に飛ぶ

手を当てたオビトが立ち上がる

「あ、あんた…」

サクラが私を認めた

「トビ……いえ、オビトだったかしら」

そろりと彼が振り向いた

「か」

「どうしてナルトを助けたの?絆された?あなたともあろう人が」

ゆっくり近づいて彼の隣に立つ

サクラは気が気じゃないって顔だ

「……こいつは、俺の諦めた夢そのものだ、俺が掴めなかった夢そのものだ、だから、託してみたくなった」

私はまゆを下げてオビトを見る、どうして、どうして裏切るんだ

「今の俺ならわかる、お前の言ったこと全てが本当だったことを、お前の周りには…因果が張り付きすぎている」

その場で立ち尽くす

「私もね、わからないの、弟のいる世界を望んでいる私、だけど、どうしていいかわからなかった」

ナルトを見る、サクラは私を睨みつけた

「………私にとってNARUTOはともに成長してきた物語だった」

目を瞑る、前世を思い出す

私はオビトを見る、要領を得ない顔をしていた

「私にとって、この世界は嘘っぱちなの、だから私は月の眼計画で私の本当にいるべき場所に帰りたかった」

「本当にいるべき場所?」

サクラが聞き返す

「ええ、私はこの嘘の世界で弟だけを信奉して生きてきた、だけど気づいたの、ナルトを見て、気づいてしまったんだわ」

/ 188ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp