第16章 いよいよ開戦!里抜けしたのにまた会うのか…
「って、うお」
足元がぐちゃぐちゃだ、がれきまみれというか、真後ろには嫌なチャクラも感じる
「…!」
「なんだ、知り合いか?」
八尾がナルトに聞く、で、でっけー……
「なに?どういう状況?」
「不完全だが十尾を復活させる、あいつらを魔像に触れさせるな」
私はそろりとトビを見る
「自決も視野に入れておけ」
「……わかったよ」
自決、という言葉を聞いてナルト達が不思議そうな顔をした、要は飛ばせばいいんだ、結局十尾は復活するし
ナルトが尾獣玉を生成する、強くなったなマジで、私はそれを睨みつけ時間を止める
トビが捕まえようとするも、ガイが飛んできた、ついでにこっちにクナイだ、視線を外してクナイをカカシの目の前にお見舞いしてやる
それからしばらく戦い、私も奮闘するもトビは仮面をこすられてしまったようだ
八尾が外道魔像に殴りかかるが私が移動させる
大丈夫だろうか、トビ
向こうが作戦会議をしてる途中で私は彼のもとに降り立つ
「もうちょっと連携の練習しておけばよかったかもね、傷、大丈夫?」
「あぁ、次はうまくやる、あの緑の男の動きを止めておけ」
「……わかった」
私は八尾が吹き飛ばした3人のうちガイの動きを止め、座標を移動する
「やっぱりガイに飛んだか」
やっぱりってなんじゃい!足を振り下ろすと同時に動きを解除する
「そい!」
びたん!と音が鳴って直角に落ちた
「くぅ~!!中々やるな…!」
「半殺しでおねがいします…」
それはお前次第だ!と返事が返ってきてヌンチャクが飛んでくる、うおうおうおうお
写輪眼で見切り、動きを止めたり座標移動で位置を調節しながら器用に避けていく、よけられる、大丈夫だ
クナイをとり出し少しずつ反撃を交えていく、受け止める?無理無理全部無理やり交わす、こんなんかすったら死ぬで
なんでかすったら死ぬのにやり合えてんだよお前って?ぶつかり稽古の集大成だよ
見切れる、いける、ヌンチャクが振り抜かれるのを見送る、隙、だがクナイをすべり込ませる隙はない、ならば
足にチャクラをためて一気に蹴り上げる、足首に迫るヌンチャクを移動で交わす、バシュウ!と後ろで大きな音がなったのはほぼ同時だった
「!」
声を上げてトビの横の岩の上に移動する