第16章 いよいよ開戦!里抜けしたのにまた会うのか…
「行くぞ、概ね計画通りだ。今日、千住の火の意志は消える」
私は頷く、日の出が眩しい
ようやく、弟に会える……のか
頭を振って正面を見る、トビの後ろを私もついていく
ぴくり、とチャクラの暴動のようなものを遠くに感じる
ナルトか、それともマダラか、私は思わず息をついた
「トビ……」
呼びかけるも返事はない、正面から気配を感じる
「トビ」
「わかっている」
私は踏みとどまってクナイを投げる、ナルトの横を通り過ぎてビーが弾き飛ばした
「ぐわっ!」
ど、と音が鳴って二人は木上に着地する
「通り抜けても良かったんだが」
おそらくこの場面ってことはマダラが既に蘇ってるはずだ、ややこしいな
いくらか言葉を交わしてナルトがおめーのその仮面、ひっぺがしてやる!と吠えた
「、お前は戦場の様子を見にいけ」
戦闘が始まり、元人柱力が走り出す
「了解」
気配を完全に消してから移動する、うん、こっちは中々いい感じに蹂躙されてるな…
木の隙間に身を隠す、私は風、私は空気、そう思い込みながら
人柱力同士の戦いの方が面白いのでは?ナルト強くなってトビがビビってるところも見られるし…まぁいいか