第16章 いよいよ開戦!里抜けしたのにまた会うのか…
「九尾チャクラを持つ金角銀角を利用するだけ利用して、頃合を見て今度はソレをあのでかいのに封印する、違うか?」
視線を上げるとシカマルがいた、ひええ~かっこいいないつ見ても
「お前…敵にしておくには惜しい男だ」
ってことは、とシカマルが目を細める
「」
短く呼ばれてその場からシカマルの後ろに移動する
ひょうたんを振りかざしてその場に思い切り叩きつければ、シカマルが飛んで影がちぎれた
「厄介な能力だな、」
シカマルが話しかける、私はに、と笑ってひょうたんをトビのところに飛ばす
「先に帰ってて、私がやる」
「あまりはしゃぐなよ」
ダルイの攻撃を軽くかわしトビは外道魔像の元へ帰っていった
「ったく、めんどくせー、なんでお前と戦わにゃいけねーんだ」
に、と笑ってクナイを取り出し斬りかかる、影まねに捉えられれば自身の座標を少しそらす、火遁も使って追い込んじゃう
よーしパパがんばっちゃうぞー!
「シカマル!」
声が聞こえて私の頭上に影が降りた
どすん、と重厚感のある音が響く、チョウジだ、私は上空に移動して降りた
「…」
イノが私を認める、裏切ったとは聞いてたけど、みたいな視線だ
「やっぱり敵なんだね」
チョウジが悲しそうに言う、私も思わず眉を下げた
「ようやく計画が成せるんだ」
「月の眼計画ってやつだろ、お前あんなのと一つになりてえのか?」
シカマルが嘲笑気味に笑った、うん、と答えて私はポーチから飴を取り出す
「私にとっては生まれたときから地獄だった、ようやく終わることができるなら、彼と一つになるのもまた一興ってもんじゃないかしら」
「……あまりお前にこう言う事言うのは気が引けるが、死ぬなら一人で死にやがれ。チョウジ!」
封を切って口に入れる、座標はイノだ
飛んでクナイを振りかざしたところで動きが止まった、おろ?
「右よ!」
それとほぼ同時に私が右に飛ぶ、影を避けて起爆札付きのクナイを投げる、ぼぼん、と音が鳴って影が引っ込んだ
「お前、飛ぶ時に着地場所を見るクセ直したほうがいいぜ、直せりゃの話だけどよ」
思わずむすっとした顔をする
「見たところそこまで大した攻撃手段はねぇ、勝てるぞ」